特殊なめっき加工

このページでは弊社が行っております、特殊なめっき加工の事例を紹介します。

白洋金属ではこのようなメッキ加工も行っています

代表的なめっき加工の種類以外にも、用途にあわせて2層~3槽の下記のめっきを付ける技術もあります。

無電解ニッケルめっき+硬質クロムめっき(厚付け可)

特殊な環境下で使用される硬質クロムめっきの耐食性を向上させます。


下地に無電解ニッケルめっきを施し、その上に硬質クロムめっきを処理します。硬質クロムめっきは凹部の付きまわりが悪く、複雑な形状の品物では一部めっきが付かないことがあります。

専用の治具を作成して付きまわりを改善することもできますが、どんな形状でも均一にめっき処理することができる無電解ニッケルめっきを下層にすることで、硬質クロムめっきのカバーできない範囲の耐食性を保護できます。

ニッケルめっき+黒クロムめっき

黒クロムめっきも上記に記載した硬質クロムめっきと同様に、凹部など複雑な形状の品物へのめっきが難しいです。特に黒色の外観なので、めっきが付きにくい箇所との外観の差が目立ちますし、耐食性の問題もあります。

電気ニッケルめっきを下層にすることで耐食性の向上と、より美しい黒色外観を得やすくなります。

無電解ニッケルめっき+装飾クロームめっき

自動車部品やバイク部品には装飾クロームめっきが使われることがあります。
見た目の美しさだけではなく、耐食性(錆びにくさ)も求められるため、3層でのめっきを行うことが多いです。(銅めっき+電気ニッケルめっき+クロームめっき)


しかし、近年は銅価格の向上などにより、銅めっきを加えるとかなりコストが掛かってしまうようになりました。
そこで価格を抑えつつ、耐食性も維持できる無電解ニッケルめっきを最下層に施すことも可能です。

亜鉛めっき+硬質クロムめっき

硬質クロムめっきを施した製品にマスキング処理をし、亜鉛めっき後有色クロメート処理を行いました。

初めての案件も当社にご相談ください

弊社での上記の特殊なめっき加工以外にも、様々なめっきに対応しております。
部品によってめっきの付与方法は変わってきます。

  • 図面に上記のような処理指示があるけど可能ですか?
  • 個人でバイク部品の修理を依頼したいけど、より錆びにくく安価に処理できるものはありますか?
  • 必要な箇所だけメッキしたい、一部だけ薄くメッキできますか?

などなど、些細な疑問でも構いません。
弊社では、めっき知識の豊富な専門スタッフに何度でも無料でお尋ねして頂けますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。