弊社の表面処理加工の1つである、黒クロムめっき(低温黒クロム)についてご紹介致します。

黒クロムめっきの特徴

弊社の表面処理加工の1つである、黒クロムめっき(低温黒クロム)についてご紹介致します。

 
黒クロムめっきとは名前の通り黒色のクロムめっきのことです。
しかし、硬質クロムめっきや装飾クロムめっきとは異なるめっきです。
 
 
①装飾用や太陽熱吸収用として用いられることが多く、機械装置部品としても多く実用化されています。
 
 
②厚付けが難しい。
 
硬質クロムと比較すると黒クロムのめっき厚は厚くするのが難しく、基本的に3μm~6μm程の膜厚となります。その為、高精度部品に適しています。
また皮膜の特徴上、蛍光X線での測定ができず、ノギスやマイクロメーターを使った実寸法での測定しかできません。
 
 
尚、弊社で使用している黒クロムめっきは
通常の黒クロムめっき浴に比べ、より低温で処理することから低温黒クロムと呼ばれています。
  • 耐食性や反射率(低反射)で優れています。
  • 仕上がり外観は艶消し黒色です。
  • 硬質クロムと同様に凹部などへのめっきの付き周りはあまりよくありません。
 
※通常は指定がなければめっき処理後、皮膜強化のために油塗布を行います
 

対応製品

≪対応材質≫
・鉄鋼
・鋳物
・ステンレス
・真鍮
・銅
※アルミは対応しておりません

≪処理能力≫
対応寸法:1600L×700W×1000H(黒クロム)
対応寸法:350L×350W×350H(ROHS対応黒クロム)
最大荷重:250kg

ROHS対応黒クロムめっき

通常の黒クロムめっきは六価クロムを含んでおり、ROHS規制物質の対象となっております。

弊社では六価クロム濃度を規制値以下にする処理を行い、ROHS対応黒クロムめっきも行っております。

対応サイズは下記の通りとなります。

処理可能寸法:350L×350W×350H