弊社の表面処理加工の1つである、バフ硬質クロムめっきについてご紹介致します。
バフ硬質クロムめっき
バフ硬質とは名前の通り、硬質クロムめっきの前後にバフ研磨行うことです。
他のめっきにもバフ研磨を行うことはありますが、硬質クロムめっきをするならバフ研磨を必ず行うメーカー様もおられます。
①下地バフ
硬質クロムめっきは、めっき前の素地の状態により、仕上がり(外観や耐食性)に大きな影響がでます。
めっきの付き周りがあまり良くないので、平滑性を上げる為にも下地バフは重要な工程です。
また素地にバリなどがなく、ピカピカな綺麗な状態でめっきを行うことで外観に差をつけられます。
②仕上げバフ
めっき後の品物にもバフを行います。
硬質クロムめっきは膜厚にもよりますが、めっき析出時にマイクロクラックができ耐食性への懸念があります。
仕上げにバフを行うことで、クラックにバフの油分が浸透し物理的に蓋をすることで耐食性を確保します。
対応製品

≪対応材質≫
・鉄鋼
・鋳物
・ステンレス
・真鍮
・銅
※アルミは対応しておりません
≪処理能力≫
対応寸法:2100L×700W×1150H
最大荷重:250kg
バフ硬質クロムめっき一例

左の写真は銅の製品にバフ研磨をした後に硬質クロムめっきを施した製品です。仕上げバフも行い非常に綺麗な仕上がりとなっています。