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製造現場の知恵
めっきとは
私たちの身の回りにはメッキされた金属や部品で溢れています。しかし、何のためにメッキをしているのか?と問われると明確な答えを返せる人は少ないのでしょうか?
メッキをする理由は大きく分けて3つ
- 部品の耐久性を上げる
- 見た目を美しくする
- 錆を防ぐ
金属の表面を薄くコーティングすることで「強く」「きれいに」「サビにくく」できます。
メッキの種類によって得られる効果は違うのですが代表的なのはこの3点。それぞれの理由をもう少し詳しく解説します。
金属を強くするため
金属にメッキをすると元の金属がもっと強くなることがあります。たとえば、硬い金属でメッキすることで傷がつきにくくしたり、長持ちさせたりできます。
車の部品や工場で使う機械のロボットアームの部品など、たくさんの動きがあり使われて摩耗しやすいものにメッキをして耐久性を上げられます。
見た目をよくするため
メッキをすると金属の見た目がピカピカになります。代表的なのは金メッキ!金ぴかで誰が見ても分かりやすい。高級に見えるのでアクセサリーや時計などに使われることが多いです。
金メッキみたいな大げさな装飾品だけじゃなくて、身近な日用品でもスプーンやフォークはステンレスにメッキがされています。
さびを防ぐため
金属は空気や水に触れるとさびます。さびると金属はボロボロになって、見た目も悪くなり使いものになりません。金属の中でも特に鉄や銅はさびやすく、例えば亜鉛やクロムなどを表面にメッキすることで、じかに空気や水に触れないようにして、さびるのを防ぎます。
他にもメッキにはいろいろな効果があります
以上が代表的な事例ですが、他にもメッキで得られる効果はあります。例えば銀メッキは銀イオンによる抗菌・殺菌効果がある金属として古くから知られています。
部品の電気を通しやすくするためなど、銅や銀は電気をよく通しますが、鉄はそこまでは通しません。そこで、電気を通したい部分に銅や銀をメッキして、電気の流れをよくすることができます。これは、スマホやコンピュータの中にある電子部品にも使われている技術ですね。
ちょっと一見すると難しそうですが安心してください。
白洋金属工業所は創業70年、その道のプロがいつでも無料で各種メッキのご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。
- 鉄
- 銅
- 真ちゅう
- ステンレス
弊社では上記の材料の部品にめっき加工が可能です。
ただし、アルミ材に関しては対応してないのでご了承ください。
※バフ研磨はアルミ材に対応しております